若手研究者立案による臨床研究サポート事業
選考過程と選考結果のご報告

これまでの学会主導の臨床研究は、トップダウン型のものが多かったのに対して、この度、若手研究者から提案されるボトムアップ型の臨床研究サポート事業を日本心臓病学会の目玉企画として立案いたしました。

2019年12月3日から2020年1月31日まで公募を行ったところ、33件の応募があり、一次書類選考の結果、5つの研究提案が二次選考へと進みました。2020年9月19日にWebでヒアリングを行ったところ、いずれの研究提案も採点結果が伯仲し、甲乙つけがたい内容でありました。

選考過程においては、学術委員会のメンバーと萩原代表理事を含む理事会メンバーによる濃厚な議論が交わされ、「若手主導であること」「日本心臓病学会のサポート無くしては計画がスタートアップされない研究であること」などを重要視ししつつ、選考を行いました。

その結果、下記に示す研究提案を日本心臓病学会[若手研究者立案による臨床研究サポート事業]の研究提案として採択することを決定いたしましたので、ご報告申し上げます。

なお研究予算や研究計画内容の詳細については、今後、日本心臓病学会 学術委員会メンバーがメンターとなることで、確定・推進していく予定になりますことを申し添えます。

2020年9月
日本心臓病学会 学術委員会
委員長 南野 徹

2020年 採択研究

Beta Blocker Withdrawal in Heart Failure with Preserved Ejection Fraction and Chronotropic Incompetence (BRILLIANT): A Multicenter, Prospective, Randomized, Open-Label, Blinded Endpoint (PROBE) Trial

研究計画代表者/小保方 優(群馬大学医学部附属病院 循環器内科)