JCC

日本心臓病学会からのお知らせ 〜ニュースメール〜

日本心臓病学会 会員各位

2021年9月22日(水) 配信

第69回日本心臓病学会学術集会
  オンデマンド配信のご紹介[配信期間/2021年9月23日〜10月20日]
総務/将来構想委員会 企画セッションにようこそ

🐧 45歳以下の若手会員へのアンケートから、5つのセッションが生まれました!
第69回学術集会にて実施された5つの総務/将来構想委員会 企画セッションは、45歳以下の会員へのアンケート「聞いてみたい、参加したいセッション」を元に企画されました。
20件近くの回答から総務/将来構想委員会で5つのテーマを選び、提案者の先生と担当委員が一緒に企画を練り込み、いずれも力強いセッションとなりました。
このうち4セッションは、オンデマンド配信されます。是非ご視聴ください!

🟥 なぜ臨床医が基礎研究をするか
内科専門医、循環器専門医と年月がかかる時代になり、基礎研究を行う意味を見いだしにくい時代になってしまいました。しかし、臨床を離れても手に入られるものが必ずあります。
基礎研究を行っている若い先生がじっと星空を眺めるとき、そっと寄り添ってくれる先輩方のお話しを聞いてみてください。
🟥 核心に迫る心不全薬物治療の真髄 (ライブのみ)
おとなしそうなタイトルになっていますが、カルペリチド、タファミジスメグルミン、SGLT2阻害薬について、必要性、投与の是非、効果についてpro vs conに分かれてディベートが繰り広げられました。
近年の「研究会」では、真のディベートは困難です。学会ならではの、ものすごく熱い議論となり、残念ながらオンデマンドでは放映できない内容となってしまいました。
しかし、学会というのは本来こういう議論ができるはず、ということを示して頂きました。
🟥 ここが変だよ、ガイドライン
数多くのガイドラインが作成されています。英訳もされるようになり、国際的な評価も期待できる時代です。しかし、現場診療と乖離しているものも見受けられます。
今回は頻脈性心房細動に対する非ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬の使用、SYNTAX<33のLMT病変の血行再建についてガイドラインが正しいかどうか、についてこれも厳しいディベートがなされました。
ガイドラインがどのような目的で作られるべきか、というそもそも論にもつながる、将来ガイドライン作成に関わりたい若手医師は必見です。
🟥 循環器疾患の高齢患者に対し治療のwithdraw、適応無しの判断はどのように行うか
我々循環器内科医は、治療に治療を重ね、心機能・状態の改善を目指すことは厳しい指導を受けてきましたが、withdrawや適応無し判断について、まとまった教育を受けてきたことがあるでしょうか。多くの医師は、現場で苦悩していると思います。この分野を確立し、真の意味でのtailor-made医療を目指すために何が必要か、演者・ディスカッサントからも多くの本音が出ています。
🟥 循環器医のキャリアパス 〜仕事の流儀と人生の道標〜
循環器医は、卒業後研修して、専門医をとって病院でリーダーとなる、または診療所を開業し地域医療に貢献する。このようなキャリアが当たり前と思われるかもしれません。しかし我々は、必要性があれば患者さんの心と身体に触れることが許されている数少ない職業に就いています。その経験を、単に「医者」だけに閉じ込めておくべきでしょうか。研究医、医療行政官、画像専門医、ベンチャー経営者、製薬会社勤務という様々な職業に就いた先生方から経験を聞いて、自分が本当にやりたい職業を見つめてください。
第69回日本心臓病学会学術集会 オンデマンド配信の視聴に関して
《参加登録に関するお問い合わせ先》
第69回日本心臓病学会学術集会運営事務局(株式会社クレッシー内)
TEL 03-6231-0307 /E-mail registration@jcc2021.jp