学会について

代表理事挨拶[任期:2020年-2022年]

日本心臓病学会代表理事 山本一博

山本 一博(鳥取大学医学部 循環器・内分泌代謝内科学)
Kazuhiro Yamamoto, MD, FJCC

このたび第13代代表理事に就任いたしました山本 一博です。本学会は、私が医師になって1年後の1987年に初代理事長を務められた坂本二哉先生を中心に設立されて以降、臨床心臓病学の発展に主眼を置いた活動を継続しています。この方針はこれからも変わることなく、引き継いでまいりたいと思います。

General cardiologyの重要性

循環器領域は心不全、不整脈、虚血性心疾患、イメージング、リハビリテーションなどさらにいくつものサブスペシャリティー領域に分かれる中で、本学会が目指す方向性はgeneral cardiologyに軸足を置いた活動であると考えております。わが国では高齢患者が増加し、複数の循環器疾患を有している患者数が増加しています。つまり、どこかひとつのサブスペシャリティー領域の治療では完結しえない患者さんが増えており、医療の原点である「患者さんを診る」ためにはgeneral cardiologyのレベルアップを絶えず念頭に置いた活動が必須であると考えます。ここに本学会が果たすべき大きな役割があると思っております。

学術集会の目指すところ

学会としての活動で最も大きな行事のひとつが学術集会であります。本学会では上述した循環器領域内の各サブスペシャリティーに特化したテーマではなく、サブスペシャリティー領域でオーバーラップする、あるいはgeneral cardiologyとしても熟知すべき各サブスペシャリティー領域のトピックスを主に取り上げたプログラム構成を目指します。

さらには、高齢循環器疾患患者の増加にともない、循環器領域そのものはご専門にされていないものの日々の診療でかかりつけ医として循環器疾患患者を診ておられる実地医家の先生方が多いことと存じます。そのような先生方にとって診療のお役にたてる情報を発信できる内容も盛り込んでいくことを目指します。 また、近年若手医師の研究離れが深刻化し、これが将来的な医療水準低下に結びつく懸念が持たれています。本学会が若手医師による研究発表の登竜門の役割を担い、質疑応答を通じて研究発表の面白さを味わい研究内容を深めるきっかけを提供できればと願っております。

若手支援と教育コンテンツの充実

当学会では、設立当初より教育の充実を活動の一つの柱としており、学術集会とは別に講習会(教育セミナー)を開いています。これは循環器について基本的なことを学びたい方を対象とする講習会と、もう少し専門性の高い内容を学びたい方を対象とする講習会に分けてプログラムを考えており、学術集会の中で行う教育プログラムとは別の構成となっています。

これに加え、学会HP上では非会員の方々にもご覧いただける形で、ガイドラインの解説、日々の診療で有用なアプリの紹介などを行っております。今後もこのような学会として提供する教育コンテンツの拡充に力を入れてまいります。また教育の中で若手臨床研究医育成は重要な柱と位置付けており、海外留学助成や臨床研究助成を通じて、将来のわが国の臨床心臓病学を担っていただける人材の育成に努めます。

皆様が循環器診療に携わっておられる中で、そのお役に立てる学会となるように代表理事として務めてまいりますので、ご支援とご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

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